SANTA CRUZ Stigmata とは?

はじめに

皆様こんにちは。
最近全くグラベルに行けてない者です。
今回は、知る人ぞ知る。いや、みんな知ってる「サンタクルズ」のグラベルバイクをちょっと乗せてもらったので、そのバイクについていろいろ書こうと思います。
主に第三世代と第四世代(新型)に焦点を当てた記事になります。
なお、サンタクルズについての詳細は世界中に腐るほど良質な記事があるので他を漁ってもらった方が早いです。今回も軽い気持ちで覗いてもらえればなと思います。

目次

スティグマータの歴史と第三世代について

サンタクルズ スティグマータ アーカイブ

↑を見てもらえば分かる通り、スティグマータは2007年生まれのシクロクロスバイクです。
2019年ぐらいからモデルチェンジをして、今の見慣れたスティグマータになった感じですね。

スティグマータが大きな変革を遂げたのが2015年モデル。第二世代ですね。
この時にMTBで培った技術の「前後スルーアクスル」を投入。マッドタイヤクリアランスなしでは40mmまで履けたそうで、当時からオフロードに関する規格は積極的に取り入れていたみたいです。
実際、メーカーによってはこの当時からスルーアクスルとディスクブレーキの開発に力を入れていたところもありますから、サンタクルズも先見の明があったメーカーと言えますね。

2019年に生まれた第三世代のスティグマータはジオメトリー上では第二世代と大差はないように思います。
スタックが高くなり、スタンドオーバーとシートチューブ長は第二世代よりも短くなりました。より小さくなったリア三角とスローピングフレームによる影響でしょう。(新型の項目で数値を出しておきます)
ただディティールや設計思想は結構変わっており、プレスフィットからねじ切りへ、ポストマウントからフラットへ、BB下のダボ穴増加や650B対応のタイヤクリアランスなどなど。自由度のある設計によりライダーが多岐にわたって楽しめるようになっています。
市場の多くを占める「レースに出ないホビーライダー」も視野に入れての設計なのでしょうか。

第三世代の世間的な評価としては、カジュアルライド~本格的なレースまでこなせるバイクという評価になっているようです。ルーツがCXである分、秋・冬シーズンでも活躍でき、スリックタイヤを履かせればオンロードライディングも十分可能です。
他にも8.7kgほどの軽量さや、CCフレームの軽さと剛性感、ねじ切りBBの採用などを高く評価されています。
スラムコンポやEastonのコックピット周りも優秀ですから、表彰台を狙えるグラベルバイクと言えますね。

第三世代で走った感想

もう完全に言うことが被りますが…

感じたこととして「機敏」「剛性感」「軽い」をパッと思いつきました。一発目の漕ぎ出した時の剛性感や加速感はやっぱりCXの感じなのでしょうかネ。横剛性がしっかりしているCCフレームとは聞いていましたが、普段アルミバイク乗っている分より感動しました。
気になったのは機敏性の部分。シクロクロスバイクに乗り慣れてないのもありますが、もっとゆとりがあった方が好みかもしれません。ライディングスキルが未熟なのもありますガ。

でも全体的に変な癖もなく乗りやすいバイクと言えます。キャリア付けてキャンプツーリングするようなバイクではありませんが、イベント~レースまでシーズン関係なくこなせるバイクだと思いますヨ。

最新のスティグマータについて

さて、今話題となっている第四世代である「新型スティグマータ」についてです。現行モデルよりもジオメトリをアップデートすることでより幅広いグラベルライディングに対応させるのが目的だそうで。

サンタクルズ 新型スティグマータ

●コンセプト

新しいスティグマータはより荒々しく、MTBで走るような地形を楽しみたいライダーだけでなく、レースに参加してパフォーマンスを重視しているライダーにも焦点を当てたバイク...ということになっています。初めに「より幅広いグラベルライディングに対応させる」という文が出てきましたが、幅の伸ばす方向がトレイルライダーとレース志向のライダーにさらに広がった感じでしょうか。

実際、2023年アンバウンドグラベルでは新型スティグマータに乗ったキーガン・スウェンソン選手(アメリカ、サンタクルズ)が優勝していますから、説得力十分のバイクともいえます。

次は数値も踏まえて新型の特徴を見ていきましょう。

●ジオメトリとフレームの特徴

第四世代も様々な特徴がありますが、まずはジオメトリの数値から。
以下の表が初代~現在に至るまでのデータになります。

第一世代第二世代第三世代第四世代
Reach×383㎜380㎜★405㎜
Stack×566㎜576㎜★600㎜
Head Tube Angle★72°71°71.5°69.5°
Seat Tube Lenght541㎜★545㎜520㎜485㎜
Front Center××600㎜★645㎜
BB Hight279㎜×★282㎜280㎜
BB Drop×69㎜72㎜★76㎜
Wheelbase1013㎜1019㎜1015㎜★1063㎜
Rear Center××★425㎜423㎜
Head Tube Lenght130㎜145㎜★150㎜120㎜
Top Tube Length536㎜545㎜545㎜★570㎜
Seat Tube Angle73.5°74°74°74°
Standover Height★787㎜786㎜776㎜753㎜
※フレームサイズは54(新サイズ表示でM)にて比較。★は比較最上値。

●ジオメトリでの特徴

新型はリーチがかなり長くなりました。理由としてより穏やかなハンドリングとより安定したステアリングのためにフレームを70㎜ステムに合わせて設計したためだそうで。そのためフレームサイズがXLでもSでも70㎜ステムが搭載されています。これによりヘッドアングルは前回よりも寝かしてチェーンステーも短くし、BBドロップも4㎜増やしています。
数値的な特徴からもトレイルを好むライダーも網羅するようなジオメトリと言えます。

●フレームでの特徴

・第三世代と同じくフレームは「CC」グレードのみでの提供になります。

・サイズ表記が数値表記からMTB表記になりました。S,M,Lなど

・Force-1x AXS RSV 完成車では40mmトラベルの RockShox Rudy XPLR サスペンションフォークが搭載されいます。その他はフルカーボンリジットフォークとなり、ブレーキホース内装のためサスペンションフォークとの取り換えはやや手間といったところ。

・タイヤクリアランスに関しては700Cではフロントシングルで50mmまで拡張されましたが、650Bに関しては明記されていません。Topstone Alloyと同じく実物合わせでの確認となります。

・ダウンチューブでは「グローブボックス」が追加。簡易工具や補給食などを入れることができる収納が装備されています。

UDHユニバーサルディレーラーハンガー)対応フレームのため、出先でのトラブルや調整も対処しやすくなっています。

●ラインナップ

本国サイトを見てもらった方が早いので貼っときます。
なお、日本展開はまだされていないので価格などはあくまで参考程度に。

こう比較してみると、Forceグレードの搭載パーツはかなり贅沢なものがついています。
特にフロントシングル仕様ではドロッパーとサスペンション、リザーブ25がついている時点でもう完成されている感すらありますから。一度乗ってみたいものです…

スティグマータ4 ラインナップ 詳細

■CC APEX

  • ドライブトレイン: SRAM Apex XPLR (10-44t カセット、40t チェーンリング)
  • ブレーキ: SRAM Apex (160 mm ローター)
  • フォーク: CC カーボン
  • ホイール: WTB EZR i23p、DT Swiss 370 ハブ付き
  • ドロッパーポスト: 該当なし

■CC RIVAL AXS

  • ドライブトレイン: SRAM Rival XPLR AXS (10-44t カセット、40t チェーンリング)
  • ブレーキ: SRAM Rival (160 mm ローター)
  • フォーク: CC カーボン
  • ホイール: Easton ARC 25、DT Swiss 370 ハブ付き
  • ドロッパーポスト: 該当なし

■CC RIVAL AXS

  • ドライブトレイン: SRAM Rival AXS (10-36t カセット、43/30t チェーンリング)
  • ブレーキ: SRAM Rival (160 mm ローター)
  • フォーク: CC カーボン
  • ホイール: Easton ARC 25、DT Swiss 370 ハブ付き
  • ドロッパーポスト: 該当なし

■CC FORCE 2× RSV

  • ドライブトレイン: SRAM Force AXS (10-36t カセット、43/30t チェーンリング)
  • ブレーキ: SRAM Force (160 mm ローター)
  • フォーク: CC カーボン
  • ホイール: リザーブ 25|GR、DT Swiss 350 ハブ付き
  • ドロッパーポスト: 該当なし

■CC FORCE 1× RSV

  • ドライブトレイン: SRAM Force XPLR AXS (10-44t カセット、40t チェーンリング)
  • ブレーキ: SRAM Force (160 mm ローター)
  • フォーク: RockShox Rudy Ultimate XPLR、40 mm トラベル
  • ホイール: リザーブ 25|GR、DT Swiss 350 ハブ付き
  • ドロッパーポスト: RockShox Reverb AXS XPLR、75 mm

第四世代のまとめ

大きくなったスタックとリーチ、長くなったホイールベースにより高速走行時の安定性はめちゃめちゃよさげな感じがします。
タイトコーナーでは若干機敏性が落ち着いているとはいえ特に問題はないでしょう。
新たに追加された40㎜トラベルのフロントサスペンションですが、硬さが気になるところですネ。topstone Lefty で30㎜トラベルですから、よりトレイルを攻めたりできるのでしょうか。とはいえ、フラットしか走らない方からしたらドロッパー含めてオーバースペックすぎる感じもします。

それこそグラベルレースで表彰台を狙うような選手はリジットを選ぶのかもしれません。

…まぁ、私乗ったことないんですけどね ( ✌’ω’)✌イェイ

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